“警察”装い「裸の画像」「入浴中のビデオ通話」強要…3か月間で“わいせつ手口”急増 「ニセモノ」見破るポイントは?

今年1月から8月に千葉県内で起きた「ニセ電話詐欺」の被害額は約49億2300万円に達し、過去最多だった2014年の年間被害額をすでに上回った。また、このうち約32億円は、警察官を装ってお金をだまし取る「ニセ警察詐欺」によるものだったという。 広島県や静岡県でも同様に、年間の詐欺被害額は現時点で過去最悪となっており、ニセ警察詐欺は全国的に深刻な問題となっている。 さらに、最近ではニセ警察が被害者にわいせつな行為を強要するなど性的な被害を伴う手口も増加している。以下に手口の例を挙げよう。 「○○県警です」などと名乗り被害者に電話をかけた詐欺犯は、「あなたに犯罪の容疑がかかっている。ビデオ通話で取り調べを行う」と語り、SNSなどでのビデオ通話に誘導。 ニセの「警察手帳」や「逮捕状」を示し、金銭を要求するとともに、「犯罪に加担していないことを証明するため」などと言いつつ、以下のような言葉でわいせつ行為を強要する。 「事件の容疑者にはタトゥーがあるため、確認のため裸になってください」 「行動を把握するため、入浴中やトイレの時もビデオ通話をつないでおいてください」 なお、金銭を要求する際には「逮捕されないために保釈保証金を支払う必要があります」「あなたの口座にあるお金を確認するため、指定する口座に振り込んでください」などの名目を語る場合が多いという。

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