広島市西区の集合住宅で女性を殺害したとして、ベトナム人技能実習生の女が逮捕された事件で、被害者の自宅に設置されていた防犯カメラに壊された形跡があることが、捜査関係者への取材でわかりました。 この事件は10月15日、広島市西区中広町の集合住宅の一室で、この部屋に住むグエン・トゥイ・ガーさん(32)が殺害されたもので、25日、広島市佐伯区に住むベトナム国籍の技能実習生ディン・ティ・フォン容疑者(32)が強盗殺人などの疑いで逮捕されました。 警察は捜査に支障があるとして、ディン容疑者の認否を明らかにしていません。 捜査関係者への取材で、グエンさんの自宅には防犯カメラが設置されていて、そのカメラに壊された形跡がある事がわかりました。 ディン容疑がグエンさんを殺害した後、自分が特定されるのを免れるためにカメラを壊した可能性があるとみられています。 また、今年5月には、グエンさんが自宅の近くで面識のない女に殴られケガをする事件が起きていて、警察は、この事件とディン容疑者の関連を調べています。