アニメ「SPY×FAMILY」の大きな魅力のひとつが、“かりそめの家族”が絆を深めていく過程だ。超能力者のアーニャ(CV:種崎敦美)と凄腕スパイのロイド(CV:江口拓也)、殺し屋のヨル(CV:早見沙織)、フォージャー家のチームプレイによるお手柄がほっこりする。 それぞれが正体を隠したまま、かりそめの家族となった3人。第3話では、一家がひったくり犯を目撃した。抜群の身体能力を持つヨルは、すぐさま犯人を追いかけたが見失ってしまう。 一方のアーニャは、超能力によって犯人を発見し、「ちち!けーきたべたい!」と、それとなく犯人の方向を指さした。持ち前の観察眼で犯人に気づいたロイドは、相手を確保した。 初めロイドは、ひったくりの現場を目の当たりにしても「不用心な婆さんだ」の一言で終わりだった。それでも彼が犯人を捕まえたのは、すぐ犯人を追って駆け出したヨルに感化されたかららしい。あとでロイドは、「僕はヨルさんがいなかったら追いかけもしなかった」と明かした。 ロイドの感謝の言葉に、ヨルは赤面。2人が見つめ合っていると、アーニャが「ちちとはは、イチャイチャ」と言い出して、ロイドとヨルは、「してない!」「してません!」と同時にツッコミを入れた。この息ぴったりの掛け合いも含めて、3人が少しずつ絆を深めて“本当の家族”になっていく過程がぐっとくる。 現在一挙配信中のアニメ「SPY×FAMILY」は、「少年ジャンプ+」(集英社)で連載中の遠藤達哉氏による漫画が原作。凄腕スパイのロイド・フォージャーが極秘任務のために精神科医に扮し、殺し屋の妻ヨル・フォージャー、人の心を読むことができる超能力者の娘アーニャ・フォージャーと“かりそめの家族”としてお互いの正体を隠しながら暮らすスパイアクションコメディだ。TVアニメは2022年にSeason1、2023年にSeason2が放送されて、2025年10月よりSeason3が放送スタートした。 ※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字 (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会