暴力団組員がSNSで「氷」絵文字を投稿し覚醒剤販売か 仙台市内などで譲渡し数百万円得た疑い

営利目的で覚醒剤を所持し、SNSを通じて知り合った客に販売したとして、指定暴力団の組員の男が麻薬特例法違反の疑いで逮捕・送検された。警察の調べで、男が覚醒剤を示す隠語や絵文字を使ってX(旧Twitter)上に広告を出し、メッセージで個別にやり取りして譲り渡していたことが新たに分かった。 送検されたのは、宮城県栗原市に住む、指定暴力団住吉会系の組員、26歳の男。警察によると、男は2023年11月から2024年2月にかけて、実刑判決を受けた別の男と共謀し、仙台市内の駐車場などで複数回にわたって覚醒剤を譲り渡した疑いがもたれている。 男は、覚醒剤を指す隠語とされる「氷」を表す絵文字を用い、「氷(絵文字)あります」といった書き込みを行い、閲覧した客を個別メッセージに誘導して受け渡し場所や方法を取り決めていたとみられる。被害は少なくとも4人への譲渡とされ、警察は、同様の売買を200件以上繰り返し、数百万円を不正に得ていた可能性があるとみている。 調べに対し男は認否を留保している。

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