弁護士の亀井正貴氏が5日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。1999年に名古屋市西区のアパートで主婦高羽奈美子さん(当時32)が殺害された事件について解説した。 殺人の疑いで逮捕された安福久美子容疑者(69)が奈美子さんの夫悟さん(69)の大学時代、所属していた部の活動場所に押しかけていたことが5日、悟さんへの取材で分かり、番組でも紹介。悟さんは当時、容疑者から好意を寄せられていたといい、愛知県警西署捜査本部は事件に至る経緯や動機を調べている。 亀井氏は同事件のケースについて「私はこれは見たことないですね」とした上で「恐らくですね、ご主人に対する恨みなのか、あるいはご主人を好きすぎて強い嫉妬が妻側に向かったのか。対象の選定にやっぱり疑問がありますから、私は一定の責任能力の疑いは持つべきであって。鑑定留置をかけて、精神構造の流れを解明しておくべきだと思いますね」と語った。 悟さんは高校時代、容疑者と同級生で、同じ部で活動していた。バレンタインデーにチョコレートをもらったり、好意を告げられたりしたことがあったという。 悟さんによると、大学の部活動の練習終了後に容疑者が連絡なく待っていたことがあり「待たれるのは困る」との趣旨を伝えた。大学を卒業した後に再会したのは、事件5カ月前に開かれた高校の部活動の同窓会だったとみられる。 捜査本部によると、99年11月13日午後、アパートの大家が、首を数カ所刺され廊下に倒れている奈美子さんを発見した。容疑者と奈美子さんとの直接の接点は確認されていない。