ホストクラブの支払いをさせるため売春するよう要求した疑い 20歳の男「地位を上げたいと思い」福岡

勤務するホストクラブの女性客に店での支払いをさせるため売春するよう要求したとして、福岡市の20歳の男が再逮捕されました。ことし6月施行の改正風営法が適用されたのは、九州で初めてだということです。 風営法違反の疑いで6日に再逮捕されたのは、福岡市博多区に住むホストクラブ従業員、小川凌容疑者(20)です。 警察によりますと、小川容疑者はことし8月、客として来ていた30歳の女性にホストクラブでの支払いをさせるため売春するようスマートフォンのメッセージで要求した疑いです。 スマートフォンの履歴には、小川容疑者が女性に対し「大好き」「5万円稼げたらその夜エッチかもね。だからいっぱい連絡を取りなさい」などと送信したメッセージが残っていたということです。 女性は8月から9月にかけて、小川容疑者が勤務するホストクラブに20回以上通い、現金60万円以上を支払っていました。警察は、そのほとんどが売春によって得られた金とみています。 警察の調べに対し、小川容疑者は「ホストの地位を上げたいと思い、出会い系サイトなどで男の人に連絡させ体を売ってお金を稼がせそのお金で店に来るように要求しました」と話し、容疑を認めているということです。 6月に施行された改正風営法でホストが客に対し店の料金を支払わせるために売春を要求することが禁じられました。法改正を受けた摘発は九州で初めてだということです。 小川容疑者は10月、客の女性を蹴って転倒させ現金を奪ったなどとして逮捕されていました。

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