郡山市の男性が、検察庁の職員や刑事を名乗るうその電話を信じ、現金77万円をだまし取られる被害に遭いました。 被害に遭ったのは、郡山市内に住む40代の男性です。10月23日、男性の携帯電話に検察庁の職員を名乗る男から電話があり「詐欺事件の資金洗浄事件の捜査をしている。これから警察官に電話を代わる。」などと言われ、その後、兵庫県警の刑事を名乗る男が電話を代わり「詐欺集団に関与した犯人を逮捕し、あなた名義のクレジットカードを押収した。あなたが持っている現金を調査しなければならない。」などと話してきたということです。 警察によると、男性は、身に覚えのない話でしたが、自分にかかっている疑いを晴らすためには協力しなければならないと思い、相手の話に従うことにしたといいます。 そして、LINEのビデオ通話に誘導され、事情聴取が始まり、そこで警察手帳を見せられ、「あなたのお金を資金調査しないといけない。資金調査のために指定した口座に持っている現金を全て振り込んでほしい。」などと言われ、相手から指定された口座に現金77万円を振り込み、だまし取られたということです。 警察は、警察官が電話やSNSを使用して金銭を要求することはなく、身に覚えのない不審な電話やメールは詐欺を疑い、110番通報または警察署に相談するよう呼びかけています。