ひき逃げ事件の検挙率が上がっている。昨年の千葉県内の検挙率は57・8%で、10年前と比較し9・2ポイント上昇した。ここ数年は60%前後を推移している。このうち死亡ひき逃げに関しては、年をまたいで検挙した事件もあるため、平均すると、過去9年間の検挙率は100%。千葉県警交通捜査課の担当者は要因について「ドライブレコーダーと防犯カメラ」を挙げる。 (大村慧) 県警交通総務課と交通捜査課によると、昨年の県内でのひき逃げ事件の発生件数は952件(前年比70件減)。2018年までは1100件台が続いたが、以降は1000件前後を推移している。うち死亡ひき逃げ事件は昨年6件(前年と同数)だった。