米検察当局は9日、米大リーグの試合で投球を操作して不正に見返りを得ていたなどとして、ガーディアンズのエマヌエル・クラセ投手(27)とルイス・オルティス投手(26)をスポーツ賭博への関与など複数の罪で起訴したと発表した。賭博師らと共謀し、1回の投球で数千ドル(千ドルは約15万3千円)を受け取っていたなどとしている。 起訴状などによると、クラセ、オルティス両被告は賭博師らと事前に、試合で投げる球種について合意するなどし、賭博師らはその情報をもとに数百件の不正な賭けをしていた。ストライクゾーンから大きく外れた球をわざと投げるなどしていたという。 賭博師らが得た利益は数十万ドルに上るとされ、2人は見返りとして賭博師側から賄賂やキックバックを受け取っていたとされる。オルティス被告は9日、ボストンで当局によって逮捕された。