逮捕・送検の60代女は約3千万円の勧誘手数料受け取る…国の登録無しに株式取得を勧誘した事件で

国の登録を受けないまま、株式取得を勧誘した疑いで逮捕・送検された女が出資者を勧誘した手数料として約3000万円を受け取っていたことがわかりました。 東京都の会社役員 佐藤由太容疑者(41)など3人は、2021年1月ごろから国の登録を受けずに佐藤容疑者が代表を務める会社の株式の取得を持ち掛けた金融商品取引法違反の疑いで逮捕され、12日に送検されています。 警察によりますと、このうち佐世保市の会社役員 飯塚裕子容疑者(67)が、勧誘に伴う手数料「アドバイザリーフィー」として約3000万円を佐藤容疑者から受け取っていたことがわかりました。 また飯塚容疑者と西海市の自称・会社役員 越田一徳 容疑者(61)は2020年12月ごろから少なくとも17回、九州を中心に50~100人規模の投資家向けのセミナーを開いていたほか、ファミリーレストランなどでも顧客と会って勧誘し、金を集めていたと見られることも新たに分かりました。 警察は3人の認否を明らかにしていません。 一方、佐世保市は飯塚容疑者が社長を務める販売会社の商品をふるさと納税の返礼品として取り扱っていましたが、12日にインターネットサイトへの掲載を取りやめました。 「社長が逮捕され、返礼品が届かなくなるおそれがあるため」としています。

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