政治団体・NHKから国民を守る党公認で7月の参院選に出馬した福永活也弁護士(45)が13日、自身のYouTubeチャンネルを更新。元兵庫県議の名誉を毀損(きそん)した疑いで兵庫県警が逮捕、送検した同党の立花孝志容疑者(58)の勾留を認めた神戸地裁の決定を不服とした弁護人の準抗告が12日、棄却されたことについて見解を示した。 福永氏は「10日間の勾留許可決定が出ていて、満期が19日になるはず。一般的な多くのケースで、さらに10日間延長されることが多い。そうすると29日が勾留の満期となる。延長は延長で裁判官による勾留延長の許可決定という処分が出るので、それに対して準抗告はできますという感じなんですけれど、ただ特に立花さんの客観的な状況が変わっていないのに、認められる可能性は極めて低い。準抗告はもう通らないだろう」と予測した。 「起訴されると、起訴後の勾留に切り替わる。起訴後勾留からはいつでも保釈請求ができます。保釈請求も回数制限はなくて、何回もできるんですけれど、やったからといって基本的に通らない。証人威迫、罪証隠滅の恐れだったりというものが裁判官があるというふうに判断したのであれば、起訴されたからといって状況は変わらないので、保釈請求は通らないです」と解説した。 ガーシー元参院議員を例に挙げ「結局、4回くらい保釈請求していて、やっと通ったんですけれども、初公判の後にやっと通りました。ガーシーさんの身柄拘束期間って3カ月から4カ月に及んでいる」と振り返った。 立花容疑者について「11月10日から29日までは、おそらくほぼ間違いなく被疑者段階での勾留がされてしまいます。そこから被告人に変わるんですけど、初公判が2カ月先、3カ月先とかになってくると、もうそれだけで数カ月単位の身柄拘束になってくるわけなんですよ。(静岡県)伊東市長選挙は身柄拘束中なので間に合わない。選挙したいという理由で保釈請求したからといって、まあ通るとは思えない」と、身柄拘束が数カ月に及ぶと見通し、静岡県伊東市長選(12月7日告示、14日投開票)への出馬は難しいとした。 福永氏は「今の時点で、立花さんが実刑とかはまったく思わない。実刑になる可能性は低い。起訴は間違いなくされる。ただ、前の刑については執行猶予は満了するでしょうし、今回の名誉毀損についても実刑まではいかないんじゃないか。実刑になる確率の方が5割以下、低いんじゃないかという見立てです」と述べた。 保釈保証金についても「ガーシーさんの時は3000万円だった。近いぐらいの保釈保証金が要求される可能性があると思う。1000万~3000万とか、けっこう大きな金額になるんじゃないかなというふうに思います」とした。 (よろず~ニュース編集部)