今年6月、外国人観光客を乗せ、富士スバルラインで事故を起こすなどしたパキスタン人の男性の「白タク」容疑について、甲府地検は17日、不起訴処分としました。 事故は今年6月、富士スバルラインで乗用車が大型バスと衝突し、乗用車に乗っていた外国人観光客5人がけがをしたものです。 警察は金を受け取る約束で無許可で観光客を乗せる白タク行為をした道路運送法違反の疑いで茨城県結城市のパキスタン国籍の男性(23)を逮捕していましたが、甲府地検は17日、嫌疑不十分で不起訴処分としました。 甲府地検は「事実を認めるに足りる証拠が十分ではなかった」としています。 一方、男性は衝突事故により乗客5人にけがをさせた過失運転致傷の罪で起訴され、公判中です。