カンボジアの特殊詐欺の拠点で「かけ子」として働いていた男女3人が、詐欺の疑いで福岡県警に逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡市の無職、船倉陽介容疑者(34)ら男女3人です。 警察によりますと、3人はことし1月、別の人物らと共謀し、カンボジアの特殊詐欺の拠点から、警察官などをかたったウソの電話をかけ、千葉や東京の男女6人から、合わせて現金1750万円を指定した口座に振り込ませ、だましとった疑いです。 3人は、去年からことしにかけておよそ3か月間カンボジアに滞在し、特殊詐欺の拠点で「かけ子」として働いていたとみられています。 3人は容疑を認めていて、うち1人は「借金があり返済に困っているときに知人から、かけ子の仕事を紹介された」と話をしているということです。 警察は、仕事を紹介した人物や、カンボジアの特殊詐欺の拠点などについて、実態解明に向け調べを進めています。