ミャンマー拠点の組織的特殊詐欺事件の「リクルーター」役の男に懲役4年の判決 名古屋地裁

ミャンマーを拠点とした組織的な特殊詐欺事件で職業安定法違反などの罪に問われているリクルーター役の男に、名古屋地裁は懲役4年の実刑判決を言い渡しました。 起訴状などによりますと住所不定の無職・丸杉龍実被告(32)は、ミャンマーを拠点とした特殊詐欺事件を巡り、2024年11月から12月にかけて、すでに逮捕・起訴されている石川翔紀被告らを詐欺の「かけ子」役として勧誘し、特殊詐欺組織に紹介した職業安定法違反などの罪に問われています。 11月19日の判決公判で、名古屋地裁の久禮博一裁判長は、「言葉巧みに大金を稼ぐことができると信じさせた、組織的・職業的・常習的犯行」などと指摘しました。また「今後、姉が被告人を厳しく監督するという事情を考慮しても、執行猶予を付すべき事案であるとはいえない」などとして、丸杉被告に懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

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