【1500万円が消えた】警視庁「マツオカ」名乗る男から突然TEL「逮捕されたくなかったら現金用意を。警察が回収するから庭に置いて。姿は見ないように」70代女性が被害<北海道札幌市>

70代の女性が、警察官を名乗る男に現金やキャッシュカードなどをだまし取られる多額詐欺事件がありました。被害額は計1500万円に上ります。 警察によりますと、10月23日、札幌市北区に住む70代女性のもとに「警視庁のマツオカ」を名乗る男から電話がありました。 男は「詐欺で逮捕した犯人があなたに現金を渡したと言っている。身の潔白を証明するために口座を調べる必要がある。逮捕されたくなければお金をおろして自宅に保管してほしい」などと女性に伝えました。 男から毎日ATMの限度額まで現金を下ろすよう指示された女性は、28日までに計500万円を引き出しました。 その後、男から再び電話があり、「現金とキャッシュカードを紙袋に入れて自宅前の草むらに置いてくれ」「警察官が回収するので姿を見ないように」などと指示を受けました。 女性はこの指示に従い、現金約500万円とキャッシュカード3枚をを庭の草むらに置き、そのままだまし取られました。 さらに11月11日までにキャッシュカードを不正使用され、口座から現金計約1000万円が引き出されました。 女性には「20日までにすべての金が返金される」などと、男から説明がありましたが、返金がありませんでした。 ここで不審に思った女性が友人に相談。「現金500万円とキャッシュカードを渡してしまった」と警察署に来署し相談したことで、事件が発覚しました。 警察は「警察官が捜査のためにお金を下ろすよう要請することはありません」と、注意を呼びかけています。

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