【特殊詐欺】「資金調査のため金を購入して預けなければならない」 時価およそ1,289万円相当の「金」を騙し取った詐欺の疑い 八戸警察署などは「だまされた振り作戦」を実行

静岡県内に住む男性から1,289万円相当の「金」を騙し取ったとして台湾籍の男が再逮捕されました。 再逮捕されたのは台湾籍のズォン・リーチェン容疑者25歳です。 ズォン容疑者は氏名不詳の複数の人物と共謀し、静岡県内に住む50代の男性が、警察官などになりすました氏名不詳の人物から「資金調査名目」で現金を騙し取られていたことに乗じてさらに「金」を騙し取ろうと考えました。 そして先月30日から今月1日までの間に、警察官になりすました氏名不詳の人物が50代の男性に、LINEで電話をかけて「資金調査のため金を購入して金融庁の職員に預けなければならない」と嘘を言いました。 男性は時価およそ1,289万円相当の「金」を入れた袋を静岡県内の集合住宅に置きました。 ズォン容疑者はその袋を回収し、金を騙し取った詐欺の疑いです。 八戸警察署などは今月3日、「だまされた振り作戦」を実行し、青森県内に住む男性から同様の手口で現金を騙し取ろうとしたとしてズォン容疑者を詐欺未遂の疑いで逮捕していました。 警察によりますと取り調べの際に余罪が発覚したということです。 ズォン容疑者は「言いたいことはありません」と容疑を否認しています。 八戸警察署が組織的な犯罪を視野に他にも余罪があるとみて捜査しています。

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