24日午後0時30分ごろ、東京・足立区梅島の国道4号で、乗用車が歩行者をはね、1人が死亡、10人がけがをする事件が起こった。 警察によると、白いセダンの乗用車が赤信号を無視して、横断歩道を渡る20代の女性をはねた。その後、歩道に乗り上げて歩行者を次々とはねたあとに、車道でトラックにぶつかって玉突き事故を起こしている。 運転手の男は、車をその場に置いて逃走。事故を起こして逃走するまでに、約300メートルにわたって暴走を続けたことが分かっている。 この乗用車は現場近くの販売店から盗まれたもので、「展示車両を乗っていった」と、販売店の男性が110番通報していた。販売前の車を保管している駐車場に止められていたもので、カギは車内に置かれた状態だった。 警視庁は、逃げた男(37)を自宅で発見。窃盗容疑で逮捕した。 さらに、ひき逃げ事件としても捜査し、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いも視野に調べる方針だ。