歩行者ら10人ほどがいた横断歩道に加速して進入、女性はねたか 11人死傷暴走事故

東京都足立区梅島の国道で盗難車が暴走し11人が死傷した事故で、車が最初の横断歩道で死亡した女性(28)をはねた際、青信号で歩行者ら10人ほどがいた横断歩道に加速して進入したとみられることが27日、捜査関係者への取材で分かった。車は時速70キロほどで進入したとみられ、車に気付いた歩行者らは逃げるなどしたが、死亡した女性が巻き込まれたという。 事故は24日午後0時半ごろ発生。盗難車が車道や歩道を暴走するなどし、男女2人が死亡、10~70代の男女9人が重軽傷を負った。防犯カメラの映像などから、歩道で歩行者らをはねた際には時速約60キロ、再度車道に出てトラックなどに衝突した際には45キロほどが出ていたとみられる。 車は事故の約2時間前に付近の自動車販売店から盗まれたもので、販売店近くの植え込みから、この車の鍵が押収されていたことも捜査関係者への取材で分かった。窃盗容疑で逮捕された職業不詳の男(37)=足立区=が事故後、鍵を捨てて逃走したとみられる。

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