「ゾンビたばこ」とも呼ばれる指定薬物「エトミデート」を含む電子たばこ用リキッドを所持したとして、28歳の男が逮捕されていたことがわかりました。 住居不詳の28歳の男は8月、渋谷区松濤の路上で指定薬物の「エトミデート」を含む電子たばこ用のリキッドおよそ3．1グラムを所持した疑いがもたれています。 警視庁によりますと、男の行動を不審に思った警察官が職務質問をしたところ、車内から電子たばこのカートリッジ5本が見つかり、鑑定の結果、「エトミデート」が検出されました。 取り調べに対し、「4月ごろから使い始めた」「使うと気持ちが落ち着いて眠りにつきやすくなった」と容疑を認めています。 カートリッジについては、SNSを通じて1本あたりおよそ1万5千円で購入したと話しているということです。 「エトミデート」は使用すると手足がけいれんし、ゾンビのように見えることから「ゾンビたばこ」とも呼ばれています。 5月に指定薬物として規制されて以降、「エトミデート」を所持したとして都内で逮捕者が出るのは初めてです。 警視庁は、入手ルートなど詳しく調べています。