【大分】「Meフードシステム」 3回目の回収命令

食品衛生法違反の疑いで社長らが逮捕された大分県中津市の食肉加工会社の製品から大腸菌群が検出されたとして、大分県が会社に対し回収と販売禁止命令の行政処分を出しました。 今回が3回目です。 大分県は11月26日、中津市の食品加工会社「Meフードシステム」に立ち入り検査に入りました。 検査した4つの製品のうち「豚レバーハム」と「鶏砂肝ハム」の2つの製品から大腸菌群の一種「E.coli」が検出されました。 大腸菌群が付いた肉などを食べると下痢や発熱などの症状が出る恐れがあります。 このため大分県は、会社に対し豚レバーの回収と鶏砂肝の販売禁止命令の行政処分を出しました。 大分県は国の基準になっている63℃で30分以上の加熱処理をしていなかった可能性があるとみています。 豚レバーハムについてはインターネットなどで県内外の業者や一般向けに販売されていましたがこれまでに体調不良を訴えた人は確認されていません。 「Meフードシステム」は別の製品の牛レバーハムを十分に加熱せずに販売したとして食品衛生法違反の疑いで社長ら2人が、11月20日、京都府警に逮捕されていました。 今回、牛レバーハムについても検査をしましたが、大腸菌群は検出されませんでした。 「Meフードシステム」が県から行政処分を受けたのは今回が3回目で、どこに販売したかや日ごろの加熱処理の方法などを報告するよう求めています。

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