詐欺の罪で逮捕・起訴されているのは住居不定の小林貴則被告(39)です。県警は28日までに、あわせて19件の事件を長野地方検察庁に送致しました。 犯行当時、外資系大手メットライフ生命の長野オフィスに勤務していた小林被告。 県警によりますと小林被告は、2019年2月頃からおととし4月頃までの間に、自身の顧客に対し架空の投資話を持ち掛け、19人から総額2億485万円をだまし取った疑いです。 県警は、小林被告に関わる一連の詐欺事件について、捜査を終える予定だということです。 一方、小林被告はいずれも一部容疑を否認しているということです。 小林被告による詐欺事件を巡っては、3年前に長野市に住む35歳の女性から700万円をだまし取った詐欺の罪で、今年6月に長野地方裁判所で初公判が開かれていて「間違いありません」と起訴内容を認めています。 テレビ信州が、小林被告からの被害を訴える人に取材したところ、小林被告は「自分に投資すれば、月2%から10%の高配当が得られる」などと、うその投資話を持ち掛けていたということです。 今回、送致された事件については、来年1月に合わせて裁判が行われ、来年3月19日に判決が言い渡される予定です。