ほぼ全上院議員が汚職に関与?フィリピンの現実/上下院議長・主要閣僚が辞任・解任でマルコス政権は存続の危機

フィリピンの政治経済が機能不全の泥沼にはまっている。 相次ぐ台風や洪水被害に無策の政府を自己批判したマルコス大統領の演説を機に、公共事業をめぐる汚職疑惑が燎原の火のように広がり、上下院議長が辞任に追い込まれ、官房長官ら主要閣僚が相次いで更迭された。 予算の審議も執行もままならず、経済成長率や株価も大きく下げるなか、不正への抗議集会やデモが拡大して一部では暴徒化、退役軍人の一部はクーデターを呼びかけている。疑惑は大統領自身にも跳ね返り、政権の存続さえ不透明な状況に陥っている。安全保障面を中心に関係強化を図ってきた日本政府にとっても無関心ではいられない事態だ。

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