証券口座乗っ取り事件の協力者か 容疑者の口座に数千万円振り込み

証券口座が乗っ取られ、株が勝手に売買された問題の一部に関与したとして中国籍の男2人が逮捕された事件で、男のうち1人が事件と同じ月に少なくとも数千万円の資金を何者かから得ていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、株価を不正につり上げるために、これらの資金を準備した協力者がいたとみて実態解明を進める。 サイバー犯罪対策課によると、金融商品取引法違反(相場操縦)容疑などで逮捕されたのは、会社経営の林欣海(38)と職業不詳の江榕(42)の両容疑者。何者かと共謀し、他人名義の10口座に不正にアクセスして乗っ取った上で、3月17日、この10口座と、林容疑者の会社名義の口座との間で、数時間にわたり特定の株の売買を繰り返す不正な取引をした疑いがある。最終的に高値で売り抜けて約860万円の売却益を得たという。同課は、認否を明らかにしていない。 捜査関係者によると、林容疑者が管理する金融機関の口座には、3月17日までの3月中に別の金融機関1口座から数千万円の振り込みがあった。これらを含む資金が、逮捕容疑となった不正な株取引に使われたとみられるという。(太田原奈都乃)

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