中国BYD、日本でもPHEV初投入、東福寺社長「“3つの壁”を克服して脱炭素社会に貢献」[新聞ウォッチ]

中国の電気自動車(EV)大手である比亜迪(BYD)の日本法人が、独自開発のハイブリッド技術を搭載した多目的スポーツ車(SUV)のプラグインハイブリッド車(PHEV)『シーライオン6』を日本市場でも発売を開始した。 BYDが2023年に日本で乗用車の販売を始めてからPHEVを投入するのは初めてのこと。東京・港区のイベントホールで開かれた報道発表会には、200人を超えるメディアのほか、日本車メーカーの関係者も顔を出すなど、関心の高さをうかがえた。 BYD日本法人の東福寺厚樹社長は「日本市場にはEVに対する『3つの壁』(航続距離、充電環境、車両価格)があるが、得意とするEVとPHEVで電動車の顧客を広げて、脱炭素社会に貢献したい」と意欲を示した。 きょうの各紙も取り上げているが、日経は「BYD、日本攻略へPHV、国内最安SUV398万円、世界首位モデル、乗り心地高める」とのタイトルで、「HV車の人気が強い日本市場を切り崩す」と報じている。 産経も「日本勢の代表的なSUVタイプのPHVの価格は、トヨタ自動車の『ハリアー』が547万300円から、三菱自動車の『アウトランダー』が529万4300円から。BYDは優れた燃費性能と400万円を切る価格競争力で、日本メーカーのPHVとHVのシェアを奪いたい考えだ」とも伝えている。 日経がタイトルにした「乗り心地」については、きょうから4日間、静岡県御殿場市で報道陣向け試乗会も開催する予定で、満を持して日本市場に投入するシーライオン6の試乗レポートも興味深い。 2025年12月2日付 ●追加利上げへ地ならし、日銀総裁、賃上げ判断材料 (読売・9面) ●日本でPHV、BYDが発売(読売・9面) ●スズキ系業者買いたたき、公取委、下請法違反勧告へ (読売・27面) ●角田、来季外れる報道、F1 2日に編成発表(朝日・13面) ●日産、サッポロと共同で海上輸送(産経・10面) ●「トヨタ車すぐ納車」前金名目で現金詐欺、容疑の54歳逮捕(産経・19面) ●ホンダの中国エンジン事業、交渉2年半、再編へ決着、次は完成車合弁で交渉へ(日経・12面) ●流行語大賞に「働いて×5」高市氏、「女性首相」とダブルで (日経・38面)

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