野球賭博関与か ガーディアンズのクラセ投手、オルティス投手が不正投球疑惑 5月に裁判開始

野球賭博に関与し、不正投球疑惑のあるガーディアンズのエマニュエル・クラセ投手(27)とルイス・オルティス投手(26)の裁判が、5月に始まる見通しとなった。米国地方裁判所のキヨ・マツモト判事が2日、陪審員選定が5月4日にブルックリン連邦裁判所で開始され、裁判はその翌週ごろに開廷すると述べた。AP通信が伝えた。 ショーン・シャーマン検察補佐官は、裁判が2週間程度になる可能性があるとした。両投手たちが先月逮捕されて以来、双方が協議を続けているが、裁判回避のための司法取引については話し合っていないと明かした。両被告側の弁護士は、1月15日にも出廷予定となっている。2投手は11月、通信詐欺容疑、マネーロンダリング容疑、賄賂によるスポーツ競技の不正操作(八百長)容疑について無罪を主張して以来、保釈されている。 検察によると、2投手は母国ドミニカ共和国にいる氏名非公開の2人のギャンブラーを助けるために数千ドルの賄賂を受け取り、プロップベットやマイクロベットと呼ばれる、故意に球速を抑えたり、故意にボール球を投げるなど1球単位の賭けで、少なくとも46万ドル(約7130万円)を勝たせたとされている。クラセが23年にギャンブラーと連係し、今年になってオルティスを勧誘したとされる。弁護側は、これらの八百長疑惑を否定している。 現在2投手は米大リーグ機構から、非懲戒の有給休職処分を受けている。

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