暴力団離脱隠し「植木のリース」で月3万円 飲食店からみかじめ料詐取の男逮捕 警視庁

現役の暴力団組員を装い、飲食店からみかじめ料名目で現金をだましとったとして、警視庁暴力団対策課は、詐欺の疑いで、東京都足立区の無職、関根義続容疑者(61)を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。 逮捕容疑は1~11月、暴力団を離脱していることを隠し、墨田区の飲食店経営者から10回にわたり、みかじめ料として現金計30万円をだまし取ったとしている。 暴対課によると、関根容疑者は指定暴力団住吉会系の組幹部時代から、「植木のリース代」と称して、飲食店から毎月3万円のみかじめ料を受け取っていた。令和5年10月に組を離脱したが、それ以降も飲食店から計75万円を受け取っていた。別の飲食店や建設会社からも徴収しており、総額は100万円を超えるとみられる。 みかじめ料をめぐっては、年末年始を前に暴力団組員が正月飾りの購入を要求するケースもある。暴対課は「いまだ伝統的な資金獲得活動が行われている。きっぱりと断り、関係遮断につなげてほしい」と注意喚起している。

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