窃盗SUVプレート偽装 外国人グループ、追跡逃れか

●富山など4県警捜査 富山、石川県などで相次ぐ国産高級SUV(スポーツタイプ多目的車)窃盗事件で、外国人窃盗グループが犯行直後に盗んだSUVのナンバープレートを付け替えていたとみられることが9日、捜査関係者への取材で分かった。追跡を逃れる狙いがあり、盗難車は「ヤード」と呼ばれる車を解体保管する場所に持ち込まれ、売却された可能性もあるとみている。 捜査関係者によると、ランドクルーザーなどの国産高級SUVは海外での人気が高く、定価の数倍以上で取引されることもある。県警は、盗難車が県内外のヤードで売却され、海外に輸出された可能性も視野に、石川、愛知、三重県警と共同捜査を進めている。 富山県内では5〜8月を中心に十数件の窃盗被害があり、他県での被害も含めると総額は億を超えるとみられる。 富山県警は高級SUV盗グループの一員とみられるブラジル籍の男3人を窃盗などの容疑で逮捕している。被害は富山市や射水市が多く、夜間に住宅から、車の制御システムに侵入する「CANインベーダー」などの手口を使って、短時間で盗み出していたとみられている。

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