映画「47RONIN」監督カール・リンシュ被告に有罪判決 ドラマの制作費用17億円を不正使用

キアヌ・リーブス主演の映画「47RONIN」(2013年)で知られるカール・リンシュ監督(48)が、ネットフリックスから受け取ったドラマの制作費用1100万ドル(約17億円)を不正使用したとされる裁判で、ニューヨークの裁判所は11日、リンシュ被告に有罪を言い渡した。 裁判所によると、リンシュ被告はネットフリックスが予定していたSFシリーズ「ホワイト・ホース」の制作費用を、ロールス・ロイスやフェラーリなど高級車の購入にあてたり、100万ドル(約1億5580万)相当のマットレスやベッドなどの寝具に流用していた。 同被告は通信詐欺、マネーロンダリング、違法取引の罪で有罪が確定し、米メディアは最長で禁固20年が言い渡される可能性を指摘。判決公判は来年4月17日に予定されている。 リンシュ被告は9日に開かれた公判で、起訴は誤解によるものだと主張。同シリーズのシーズン1の撮影はほぼ完了しており、シーズン2のプレプロダクションに資金が必要だったと訴えた。 だが、ネットフリックス側はシーズン2の制作は同被告に発注しておらず、シーズン1も完成には程遠い状態だったと証言した。 リンシュ被告は今年3月に逮捕・起訴された。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加