「私、見えますか?」画面に現れた制服の男…記者が“ニセ警察官”とLINEビデオ通話で直接対決 その結末は…

BSN新潟放送の記者の携帯電話にかかってきた詐欺電話。 記者が「だまされたふり」を続けて接触を試みると、「被害届作成のために本人確認が必要」と言われ、LINEのビデオ通話へと誘導されました。 通話ボタンを押すと、スマホの画面に警察官の制服を着た男が現れたのです。 「警部 狭山」と名乗るその男は、奇しくも3週間前に記者へ詐欺電話をかけてきた人物と同じ名前を名乗ったのです。 (前編 「+1」からの着信に出たら「147万円が未払いです」 記者が詐欺電話に“だまされたふり”してみたら… から続く) ■「狭山警部」を名乗る“制服姿の男” 画面に現れたのは、「北海道警・狭山警部」。 ニセ警察官と、“だまされたふり”をする記者。第2ラウンドとなる緊迫の攻防が始まります。 【狭山警部】 「あ、私見えますか?」 【記者】 「えっと、見えます。見えます」 狭山警部は、信用させるためか、すぐさま警察手帳をカメラに近づけてきました。 【狭山警部】 「じゃあ、私の手帳など確認されてください」 【記者】 「ごめんなさい。よく見えません。ぼけて、なんかぼけてて…」 ■視覚的な“偽装工作”も… 記者「これは詐欺じゃないですか?」 記者はあえて「見えない」「わからない」と答え、通話を引き延ばして相手の出方を伺います。 画面の背景には「北海道警察」のポスターまで貼られており、視覚的な偽装工作が徹底されていることがわかります。 一通りの自己紹介が終わると、狭山警部は記者に対し、免許証などの身分証明書をカメラに見せるよう要求しました。ここで記者は、核心を突く質問を投げかけます。 【記者】 「これは詐欺じゃないですか? 違いますか?」 【狭山警部】 「あ、違いますよ。はい。私も今、手帳を見せたところです」 ■「規則」を盾にプレッシャーをかける“狭山警部” 記者が不信感をあらわにすると、狭山警部は警察の権威と「規則」を悪用し、プレッシャーをかけてきました。 【狭山警部】 「あのね、吉田さん。身分証明書の提示をいただけないということであれば、私たちの規則にのっとって被害届の受理ってのは難しいので。結局、身分証明書の提示ってのは必須になりますから」

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