福井を拠点にリフォーム悪質契約「幸福度1位でお金持っていそうだと思った」 東京の男を容疑で逮捕

福井県福井市を拠点に近隣府県で住宅リフォーム工事の悪質な契約をしたとして、福井南署と県警組織犯罪対策課は12月18日、特定商取引法違反(不備書面交付)の疑いで東京都渋谷区、無職の男(26)を逮捕したと発表した。同課によると、容疑を認め「福井県は幸福度全国1位で、共働き率も高いことから、高齢者が工事に必要なお金を持っていそうだと思った」と供述しているという。 逮捕容疑は2023年9月から同11月にかけて、福井市内の当時60~70代の男女宅を訪問し屋根補強工事などの契約を結んだ際、偽名を書いた契約書を交付した疑い。今年11月19日と12月10日に2度逮捕した。 同課によると、これまでに同じグループの男2人を同容疑で逮捕していた。3人は当時、福井市に事業所を構え、リフォーム業「暮らし未来」という会社を名乗り訪問営業していた。県内外で35件以上の工事を行い、少なくとも2600万円以上を売り上げたとみられる。 グループには約10人のメンバーがおり、入れ替わりもあったとみられることから匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の可能性も視野に捜査を続けている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加