福岡市の商業施設でHKT48のスタッフなど、男女2人が刺された事件から21日で1週間です。 その後の取材で、容疑者の男が経済的な困窮を理由に犯行に及んだ可能性が浮かび上がってきました。 ■福岡市の商業施設で男女刺傷事件 RKB 馬場遼之介記者 「現場は10台以上の警察車両が並び、ブルーシートがかけられていて物々しい雰囲気に包まれています」 12月14日、福岡市中央区の商業施設で起きた男女刺傷事件。 RKB 奥田千里記者 「山口容疑者を乗せた車が警察署から出てきます。これから身柄が検察庁に移されます」 殺人未遂などの疑いで逮捕・送検された、福岡県糸島市の無職、山口直也容疑者(30)。 みずほペイペイドームで、隣接するHKT48の劇場の男性スタッフを刃物で刺し、重傷を負わせた疑いが持たれています。 ■「もお推し続けるしかないじゃん!」容疑者はイベントの常連客 HKT48のイベントの常連客だった山口容疑者。 山口容疑者のものとみられるSNSのアカウントではグループに関する書き込みが繰り返されていました。 SNSアカウント 「今年HKT48の劇場に68回いけた!」 「きょうEZOFUKUOKA近辺でHKT48メンバー7人に会えた!」 「エレベーターが一緒になって3人きりになれてびっくりした!話しかけたら優しい対応してくれた!もお推し続けるしかないじゃん!」 ■事件現場は投稿写真の撮影場所 事件前日と当日に、現場周辺を徘徊する姿が目撃されていたという山口容疑者。 現場はHKT48のメンバーがSNSに投稿する写真を撮影する場所でした。 RKB 奥田千里記者 「男は関係者用のエレベーターホールで、立ち入りを男性に注意された後、無言で左胸を刺したということです」 男性スタッフを襲った約1分後、隣接する商業施設にいた女性を刺して逃走したとみられています。 ■「HKT48メンバーを道連れに自分も死のうと思った」 捜査関係者によると、取り調べに対し次のように話しているといいます。