【山形】新庄市明倫中事件、遺族が3度目の提訴 損害賠償請求権の消滅阻止へ

新庄市明倫中学校で起きた事件で、遺族が損害賠償請求権の消滅を防ぐため、3度目の提訴を行ったことが分かりました。 この事件は1993年、当時明倫中学校1年生だった児玉有平さんが、体育館の用具室のマットの中で死亡しているのが見つかったものです。監禁致死容疑などで生徒7人が逮捕・補導されました。 遺族が損害賠償を求めた民事訴訟では、2005年に元生徒7人全員に対し、およそ5760万円の支払いを命じる判決が確定しました。その後、4人に対しては強制執行の手続きが行われましたが、勤務先などが不明な3人については、時効を迎え請求権がなくなるのを防ぐため、2016年に再提訴していました。 しかし、その後も賠償金が支払われることはなく、遺族側は請求権の消滅を防ぐために今回再び提訴に至ったということです。訴状によると、元生徒3人に対し、慰謝料などおよそ5760万円の損害賠償を求めています。 第1回口頭弁論は1月23日に開かれる予定です。

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