茨城県警がたばこの吸い殻のDNA鑑定結果を取り違え 30代男性の起訴を取り消し

茨城県警はきょう(23日)、去年発生した窃盗事件で逮捕の根拠となったDNA鑑定結果を別の事件の鑑定結果と取り違えていたと発表しました。これを受けて水戸地検は30代の男性の起訴を取り消しました。 茨城県警によりますと、去年12月に発覚した2つの事件で、それぞれの現場から同じ銘柄のたばこの吸い殻が1本ずつ押収されました。 鑑定のために県警の科学捜査研究所に提出されましたが、吸い殻が入った袋に識別番号を記入する際、2つの事件を取り違えたということです。 県警は今年7月、取り違えたDNA鑑定の結果を根拠として30代の男性を逮捕しましたが、もう1つの事件の捜査の過程で取り違えが発覚。水戸地検はきょう、起訴を取り消しました。 県警は、「今回の逮捕の根拠となった証拠に誤りがあったことは事実であり、重く受け止めている」とコメントしています。

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