【12月28日 KOREA WAVE】ソウル市江南区(カンナムグ)で、在韓モンゴル大使館の職員が泥酔状態で車を運転し、3台が絡む追突事故を起こした。だが、外交官に準じる「免責特権」が適用され、現行犯逮捕されていない。 報道によると、ソウル江南警察署は24日、江南区新沙(シンサ)駅付近の大通りで今月12日、在韓モンゴル大使館職員の男性が事故を起こしたことを明らかにした。 男性はモンゴル国籍で、事故当時の血中アルコール濃度は免許取り消し水準に達していたとされる。 警察は現場で飲酒運転の事実を確認したが、免責特権があるため身分確認にとどめ、現行犯逮捕はできなかった。その後、男性は帰宅措置となった。 男性の車に同乗者はおらず、追突された車両の運転者はいずれも軽傷だった。 警察は特定犯罪加重処罰法上の危険運転致傷と道路交通法違反(飲酒運転)の疑いで立件。今後モンゴル大使館側に免責特権を行使するか照会し、その回答を踏まえて検察送致の可否を判断する。 大使館側が免責特権の行使を表明した場合、韓国側に公訴権はないため刑事処罰は免れ、事件が終結する可能性がある。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News