【AFP=時事】フランス・パリ中心部の地下鉄で26日に起きた、男が女性3人を刃物で相次いで襲った事件で、検察当局は27日、逮捕・勾留されていた容疑者が精神科病院に移されたことを明らかにした。 3人の被害者は、パリ中心部を走るメトロ3号線の別々の地点で襲撃され、負傷した。3人とも重傷ではなかった。 検察はAFPに対し、警察の継続的な拘留は「容疑者の健康状態を考慮すると適切ではない」と判断したと述べた。 内務省によると、この男は2024年1月に加重窃盗と性的暴行で投獄されたマリ国籍の市民だった。7月に釈放された後、フランスを離れるよう命じられた。 しかし、声明によれば、男は当局の拘禁施設に収容されていたが、国外退去に必要な渡航書類を取得できなかったため、法律に基づき90日後に釈放されていた。【翻訳編集】 AFPBB News