神戸市の男性が警察官などをかたる特殊詐欺の被害に遭い、約7200万円をだまし取られました。 男性は知らぬ間に金を購入させられていたということです。 警察によると、去年11月、神戸市内に住む男性(79)にNTT職員を名乗る男から電話があり、「この電話で通話ができなくなります。詳しい理由については警視庁新宿警察署に聞いてください」などと架空の話を伝えられました。 男性が指定された電話番号に連絡すると、新宿警察署のヤマダを名乗る男が出て、「詐欺事件で逮捕した男が、だまし取った金をあなたの口座に振り込んだと言っている。マネーロンダリングの疑いがあり、あなたの口座を調査する必要がある。疑いを晴らすには口座を空にする必要があるので、指定した口座に振り込んでほしい」などとウソの話を持ちかけられました。 男性は指定された口座に金を振り込むなどして、計約7200万円をだまし取られたということです。 指定された口座は金を販売する会社のもので、男性は知らぬ間に金を購入させられていました。 その後、「秘密文書が届くので、自宅近くの植え込みに置いてほしい」と指示され、男性は届いた郵便物の中身を確認せずに指示通り植え込みに置き、何者かが持ち去ったということです。 郵便物には金が入っていたとみられます。 去年12月下旬にヤマダを名乗る男から「身の潔白が証明された」と電話があった後、連絡がとれなくなり、男性は被害に気付きましたが、金購入の取引は成立しているため、払い戻しできないということです。 警察は特殊詐欺事件として捜査しています。