小倉智昭さん 9月には舞台あいさつで元気な姿見せていた

フジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」などで活躍したキャスターの小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが9日午後、死去したことが10日、分かった。77歳だった。 小倉さんは今年9月、小倉さんを兄と慕うex JAYWALKの中村耕一の主演映画「はじまりの日」(日比遊一監督)の完成披露舞台あいさつにサプライズで参加していた。10年に覚醒剤取締法違反で逮捕されてから14年、連絡の取れていなかった中村に会うため、舞台あいさつに自ら応募したという。 イベント終盤に中村が「事件以降ずっと頭から離れない方がいらっしゃって。今日いらっしゃって。俺倒れそうになったんですよ。気絶しそうになって」と小倉さんを紹介。小倉さんは客席中央の座席から立ち上がり、元気そうな足取りでステージに向かうと、場内からは温かい拍手に包まれた。小倉さんは「いや、本当にね。14年ぶりなんですよ。あの後どうやって連絡を取ろうかってずっと気になってて。一回手紙をもらったんですけど、それにも返事を出せずに」と久しぶりの再会に歓喜。「彼が主役の映画ができる。その試写会が今日あるっていうから、このチャンスを逃しちゃダメだなと思って、今日はお邪魔いたしました」と続けた。この日は中村、中村と共演した遥海とのエピソードも明かし、軽快なトークを繰り広げていた。 最後はいちファンとして、”兄”として「僕は、JAYWALKが本当に好きなんです。中村耕一の声と歌が本当に好きで、今でも年中聞いているんです。本当に良かった」と思いも。約3分語ったのち「商売柄、一人であがって一人でしゃべるという」と笑い、降壇していた。

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