「野菜投資」で24億円集めたか 無登録で出資勧誘疑い、3人逮捕

国の登録を受けずに野菜の委託販売事業への出資を募ったとして、福岡県警捜査2課は14日、熊本県宇城市の農産物販売「株式会社アグリス九州」の代表取締役だった自称自営業、畑野博樹容疑者(52)=同市=や、取締役だった男性2人を金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で逮捕した。畑野容疑者らは2018~22年に福岡県や熊本県などの約200人から約24億円を集めたとみられる。同課は詐欺容疑も視野に捜査する。 逮捕容疑は共謀の上、国の登録を受けずに21年12月~22年6月、10回にわたり、福岡県などの男女9人にアグリス九州の野菜委託販売事業に出資することで配当を受け取れるとして、計約5000万円の出資を募ったとしている。県警は認否を明らかにしていない。 同課によると、畑野容疑者らは「元本はいつでも返金可能」「野菜は恒常的に取引されるからリスクが少ない」などと知人らを勧誘。一口約200万円で出資金を募り、集めた金で農家からキャベツなどの野菜を大量に買い付け後、代金を上乗せして外食チェーンなどに販売。経費などを差し引いた利益を月利約5%で配当するとしていた。約24億円のうち約18億円は元本が返済されていないという。【栗栖由喜】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加