1月24日、警視庁に収賄の疑いで逮捕された東京大学大学院・医学系研究科の皮膚科学教授・佐藤伸一容疑者(62)。 一般社団法人「日本化粧品協会」との共同研究をめぐって、研究内容の決定などに便宜を図った見返りに高級クラブや性風俗店でおよそ180万円相当の接待を受けたとされている。 この接待の詳細を共同研究者による告発とともに詳細に報じていたのが、2025年3月5日からの「 週刊文春 電子版 」の報道だった。スクープ記事の一部を特別にお届けする。 日本最高位の研究・教育機関である東京大学。象牙の塔に棲む医学部教授には、裏の顔があった。男が「産学連携」を楯に求め続けたのは高級な食事、銀座のホステス、そして――共同研究者が覚悟を決め、実名で告発する。 東京・丸の内の高級グランメゾン「A」の個室で、スーツ姿の男性3人が“密談”していた。 「貴方くらいの規模のところと、共同研究するには……」 運ばれてくるフレンチを横目に、上座の2人が饒舌に語る。東京大学大学院・医学系研究科の皮膚科学教授・佐藤伸一氏(61)と、佐藤氏の部下だった准教授だ。他方、手前で相槌を打つのは、一般社団法人「日本化粧品協会」の代表理事を務める引(ひき)地(ち)功一氏(51)である。2023年2月14日の夜のことだった。 同年4月1日から、この協会と、佐藤教授らが所属する東大との間で、3年間にわたって共同研究する講座の設置が内定。この日は初の食事会だったという。引地氏が語る。 「店を指定され、グレードの高さに驚きました」 宴もたけなわ、店員が持ってきた会計は、3人で約15万6000円だ。 「誰も手に取ろうとしないので、思わず僕が手を伸ばすと、即座に『あら、いいんですか』と言われ、そのまま全額僕がお支払いしました」 今回、週刊文春に「実名告発」を決意したのがこの引地氏だ。こう言葉を継ぐ。 「この夜から、すべてが始まったんです。僕にとって苦悩の日々が」 引地氏による証言とそれに符合する大量の資料が明かすのは、天下の東大教授が、異様な“エロ接待”に溺れる姿だった――。 《 この続き では、ソープやクラブでの“違法エロ接待”の証言と証拠資料、共同研究者の実名告発で明らかになった接待をめぐる衝撃的なやりとり、東大側の対応などを詳しく報じている。 記事の全文 および 第2弾以降の記事 は「週刊文春 電子版」で読むことができる》