東京拘置所の中で「証言強要」の疑い 東京地検、受刑中の男を逮捕

拘置所で同室だった人に公判での証言を変えるよう求めたとして、東京地検は28日、渡辺覚容疑者(53)=受刑中=を証人等威迫の疑いで逮捕し、発表した。 発表によると、渡辺容疑者は2024年10月、東京拘置所内で、自身と同室に収容されていた男性に対し、その知人の公判での証言内容を強要した疑いがある。 ■証人等威迫罪とは 証人等威迫罪とは、刑事事件の証人や参考人らに対し、正当な理由がないのに、何らかの要求をする罪。具体的には、相手の意に反して面会を強要する▽要求に応じるようしつこく迫る▽威圧的な言動で不安・困惑を生じさせる――などの行為で、2年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金が科される。 戦後、刑事事件の被害者や証人らが犯人側の暴力団関係者から威圧される、いわゆる「お礼参り」が多発。こうした行為を取り締まるため、1958年の刑法改正で設けられた。 近年では、2024年に「暴露系ユーチューバー」として知られた元参院議員が、SNSで「刑事告訴してきた人間は絶対許さん」と俳優らを脅し、自身への告訴を取り下げさせようとしたとして有罪判決を受けた。

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