生後間もない女児の首をつかんで殺害したとして、兵庫県警捜査1課は6日、殺人の疑いで、母親の古畑美奈容疑者(24)=神戸市北区桂木=を再逮捕した。同課によると「女児を殺していません」などと容疑を否認している。事件を巡っては、出産後に助けを求められていた病院の院長が、死体遺棄容疑で古畑容疑者を逮捕した県警の対応を批判していた。 再逮捕容疑は1月24日午前10時ごろ~1月26日午後8時ごろまでの間、自宅で出産したばかりの女児の首を右手でつかむなどして、殺害したとしている。司法解剖の結果、女児の死因は首を圧迫されたことによる窒息死だった。 古畑容疑者は先月27日に、女児の遺体を自宅のクローゼットに放置したとする死体遺棄容疑で神戸北署に逮捕されていた。同課によると、その際の取り調べでは「赤ちゃんが生まれたことが他の人にばれてしまうと思い、赤ちゃんの首を右手でつかんだ」という趣旨の供述をしていたという。 事件を巡り、死体遺棄容疑での逮捕前に古畑容疑者から相談を受けていた慈恵病院(熊本市西区)の蓮田健院長が同月29日、県庁で会見を開き、「逮捕は非常に理不尽だ。罪に問うべきなのか、慎重に判断しないといけない」などと県警の対応を批判していた。 蓮田氏は殺人容疑での再逮捕を受け、「逮捕容疑が私が聞いた状況と矛盾しており、取り調べ自体に不信感を持っている。警察は明確な証拠を提示すべきだ」などとコメントした。 県警は一連の対応について「法と証拠に基づき逮捕の必要性を適正に判断した」としている。