「殴らないとカネをあげない…」広域強盗の実行犯が明かす「ルフィグループ」幹部の凶悪すぎる素顔

1月26日に開廷された、「ルフィグループ」幹部・藤田聖也被告(41)の公判。前編記事では、藤田被告の生い立ちやビクータン収容所での生活などについて記した。後編では、日本中を震撼させた広域強盗事件の内幕について、藤田被告の証言をまとめていく。 一連の強盗事件で主に指示役を務めたのが、今村磨人被告(41)と藤田被告である。藤田被告は「キム」名義のテレグラムのアカウントを使って指示を送っていた。今村被告が使用した名義が「ルフィ」だ。’22年11月に発生した山口県岩国市での強盗未遂事件以降に使用される「ミツハシ」と並び、これら3つのアカウントが強盗の指示に多用されている。 少し複雑だが、今村のグループと渡邉優樹被告(41)をトップとしたグループはもともと別物だ。藤田被告の言葉を借りれば、「別会社」である。「闇バイト」の募集をかけてリクルートした実行犯のうち、今村被告がリクルートした者には今村被告が、渡邉被告のグループがリクルートした者には藤田被告が指示を出していた。強盗で得た現金の運搬も別ルートでフィリピンに送っていた。 しかし、藤田被告が今村被告に海外への逃走計画を提案したことを機に、渡邊被告のグループは「逃亡資金を管理する」という名目で今村被告のカネを預かるようになる。彼らはここから共謀して強盗事件を起こすようになった。 藤田被告の公判では、強盗事件の実行犯が証人として出廷した。その一人が、東京・稲城市の強盗致傷事件で逮捕された石栗一樹だ。石栗は「キム」と名乗った藤田被告と「ルフィ」を名乗った今村被告の印象についてこう語った。 「ルフィは現場の声を聞いて(強盗の)実行を諦めようとしていましたが、キムは『どうしても今日やれ』と諦めてくれなかった。突入の際にスピーカーフォンにして、全員に聞こえるように『1人1人が主役だと思って頑張ってください』と発破をかけていたのもキムでした。ただ、発破を聞いてテンションが上がるとかはなかったですね」

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