【鈴鹿】三重県警鈴鹿署(辻幸保署長)に事務局を置く組織「テロ対策鈴鹿地区パートナーシップ」の合同訓練が17日、鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットであり、見学者を含めた参加者約60人が、不審者や不審物発見時の対応について訓練した。 冒頭で鈴鹿サーキットの小田栄次郎総支配人が「お客様の安心安全を守ることが第一。訓練を通じて有事に対する意識を高め、連携を強固にする機会になれば」とあいさつした。 この日の訓練は「国際レーシングコースを使ったレースイベント中、怪しいドローンを操作する不審者が会場に爆発物を持ち込んだ」との想定で実施。 前半は施設スタッフが不審者を発見し、刃物を持って暴れる不審者に刺股で対応するほか、110番通報や来場者の避難誘導などの対応訓練をした。 後半では到着した警官が不審者を現行犯逮捕し、不審者の供述で施設内に爆発物が仕掛けられたことが判明。 ドローンを使って不審物の場所を特定する訓練や、県警機動隊爆発物対策部隊が検査機やX線を使って不審物が爆発物である可能性を判断し、訓練現場から専用の装備品を用いて爆発物を搬送する訓練などをした。 最後に辻署長は「全体的に手際よくやっていただいた。いざというときに必要になるのは、日頃からの訓練やシミュレーション。反省や教訓を次の訓練に生かして。テロは未然防止が一番重要」と講評した。 同組織は伊勢志摩サミットをきっかけに、平成28年に発足。現在は警察や民間事業者など36機関で構成する。