「紛失防止タグ」と呼ばれる装置を知人女性の自転車に取り付け、無断で位置情報を取得したなどとして、兵庫県警は18日、神戸市中央区磯辺通4丁目の会社員、妹尾紘介容疑者(29)をストーカー規制法違反容疑で逮捕、送検し、捜査を終えたと発表した。 妹尾容疑者は容疑を認め、「動きを見たかった」「好意の感情があった」などと供述しているという。 ストーカー規制法はGPS機器による位置情報の無断取得を禁じていたが、昨年12月の改正で、紛失防止タグも新たに規制対象となった。人身安全対策課によると、紛失防止タグを悪用した疑いでの改正法の適用は県内で初めてという。 同課によると、妹尾容疑者は1月15~31日、知人女性(28)が住む県内のマンションの玄関付近をスマートフォンで撮影したり、共用部分に侵入してうろついたりした疑いがある。 また、この女性の自転車のサドルの裏に無断で取り付けた紛失防止タグで、同26日に位置情報を3回にわたり取得した疑いがある。 女性のマンションの敷地内で同31日、動画撮影中の状態のスマートフォンが置かれているのを付近の住人が不審に思い、県警に届け出た。スマートフォンは前日に落とし物として届けられ、妹尾容疑者に返却されたものだったといい、県警が経緯を調べていた。女性はそれまで被害に気づいていなかったという。(新屋絵理)