メキシコ市(CNN) メキシコの麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル(CJNG)」のリーダーとして最重要指名手配されていたネメシオ・オセゲラ容疑者(通称「エルメンチョ」)が22日、メキシコ軍の作戦によって死亡した。 米麻薬取締局によると、元警官のオセゲラ容疑者率いるCJNGは、メキシコ国内で「最有力かつ最も凶暴な犯罪組織」の一つだった。 メキシコ軍は西部ハリスコ州のタパルパで作戦を展開。これを受けて複数の州で暴動が起き、犯罪組織のメンバーと思われる容疑者らがバスや商店に放火したり、治安部隊と衝突したりした。 メキシコ国防省は、米当局から今回の作戦を支える「補足情報」の提供を受けたと説明。米国防当局も、関係機関で構成する麻薬組織対策の合同タスクフォースが今回の作戦で「役割を果たした」ことを確認した。 1月に設置された同タスクフォースは、米北方軍を通じてメキシコ軍と連携し、米国とメキシコの国境周辺で麻薬組織対策を展開していたという。 メキシコ国防省によると、今回の作戦ではCJNGメンバーと政府軍が銃撃戦を展開し、CJNGメンバー4人が現場で死亡した。 オセゲラ容疑者ほか2人は重傷を負い、空路メキシコ市に搬送される途中で死亡したという。 メキシコ軍の兵士3人も負傷して、メキシコ市内の病院に搬送された。 メキシコ当局は長年にわたってオセゲラ容疑者の行方を追い、2018年には逮捕につながる情報の提供者に3000万ペソ(現在のレートで約2億7000万円)を提供すると発表。米当局も最大で1500万ドル(約23億円)の賞金をかけていた。 米司法省は22年、米国への密輸を目的とした合成麻薬フェンタニルの製造や流通にかかわったとしてオセゲラ容疑者を訴追した。