犯罪組織購入のレターパック1162枚買い取った疑い 2人逮捕

他人名義のクレジットカードで犯罪グループが購入したレターパックを買い取ったとして、福岡県警は25日、古物買い取り・販売店を経営していた篠栗町津波黒の藤井清志容疑者(39)ら2人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で逮捕した。県警は同日、レターパックを販売した福岡城西郵便局(福岡市早良区)の男性局長が事件に関わった可能性があるとして同法違反(犯罪収益収受)ほう助容疑で同郵便局を家宅捜索した。 捜査関係者によると、藤井容疑者が経営していたのは、業界大手「大黒屋」のフランチャイズ加盟店で、福岡市早良区と博多区にあった2店舗。フランチャイズ契約はすでに解除されている。県警は、大黒屋の本社は事件に一切関与していないと判断している。 逮捕容疑は、藤井容疑者らは共謀して、2025年2月17日、他人名義のクレジットカードで購入されたと知りながら、福岡市早良区の店舗でレターパック1162枚を約42万円で買い取ったとしている。県警は認否を明らかにしていない。 事件を巡っては、県警が25年にレターパックを同店に転売していた匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の男性4人を株式投資名目でクレジットカードなどをだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕し、捜査を進めていた。 県警によると、トクリュウは、だまし取ったカードのショッピング枠を現金化するため、レターパックを大量購入して転売していたとみられる。その際、藤井容疑者らは、トクリュウからカード枚数や限度額を聞いて、購入可能な枚数分のレターパックを準備するよう郵便局の男性局長らに連絡。それを受け、主にトクリュウ側の特定の2人が郵便局に行き、詐取したカードで何度も購入を繰り返していたという。 県警はこうした経緯から、藤井容疑者や男性局長らが他人名義のカードと認識しながら販売や買い取りを繰り返していたとみて捜査を進める方針。【栗栖由喜】

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