スコットランド1部セルティックは現地時間、スコティッシュ・カップ準々決勝で宿敵レンジャーズと対戦し、PK戦を4-2で制して勝ち上がりを決めた。しかし、試合終了直後に両チームのサポーターがピッチに乱入し、衝突する事態が発生。英公共放送「BBC」が、負傷者や逮捕者が出る事態となった現場の惨状を伝えている。 グラスゴーに本拠を置く両雄による「オールドファーム」は、勝利を祝うセルティックファンがピッチに流れ込んだことで混乱が始まった。これにレンジャーズファンも加わり、事態はさらに悪化。警察やスチュワードがバリケードを形成して両グループを引き離そうとしたが、発煙筒が投げ込まれるなど暴徒化し、「卑劣な」光景が広がったと綴っている。 現地警察は今回の騒動について、「恥ずべき」シーンであったと厳しく非難している。一部のサポーターは危害を加えることを目的とした物品で武装しており、「長期間にわたって極めて激しい敵意と暴力に直面した」と言及している。この衝突により、複数の警官や一般市民が負傷した事実に触れ、すでに複数の逮捕者が出ていることを報じた。 スコットランドサッカー協会(SFA)も今回の事態を重く見ており、「即座に」調査を行う方針を固めている。当局は、暴力や秩序を乱したファンに対し、最大10年間にわたって英国内すべての試合への入場を禁止する「フットボール禁止命令(FBO)」の適用も検討。日本人選手も出場した一戦。勝利の余韻を台無しにする「容認できない」暴挙として、大きな波紋を広げている。