山形市の学校法人で背任容疑 元理事が議事録偽造し4200万円損害か 当初から乗っ取り計画の疑い

山形市の学校法人に借金を引き受けさせ、多額の損害を与えた背任などの疑いで元理事の男が逮捕されました。男は、自身が法人の理事に就任する際、知人を理事に就任させるなどして当初から計画的に法人の乗っ取りを図ったとみられることがわかりました。 この事件は、和歌山県紀の川市の自称・不動産管理業・金田充史容疑者(54)が、2021年8月、理事を務める山形市の学校法人で理事会の議事録を偽造して法人が所有する不動産に抵当権を設定するなどし、合わせて4200万円の損害を法人に与えた疑いで逮捕されたものです。 関係者によりますと、学校法人は当時、山形市内で予備校を運営していた「明徳学園」で、業績の悪化を受けて2020年8月ごろ、仲介業者を通して資金援助を持ち掛けてきた金田容疑者と共同経営する契約を結びました。 金田容疑者は明徳学園の理事に就任しましたが、共同経営の契約を結んだ際、知人2人を理事に就任させるよう法人側に求めたということです。 その後、知人の2人は理事に就任し金田容疑者は理事会の議事録を偽造するなどの犯行に及んでいて、当初から計画的に法人の乗っ取りを図っていたとみられています。 偽造された議事録では、コンサルティング会社からの1000万円の借り入れのほか金田容疑者が運営する別の法人の借金を肩代わりさせるために「明徳学園」が所有する不動産に抵当権を設定することなどが承認されていました。借り入れと借金の総額は4200万円で、返済が滞ったことにより不動産は競売にかけられ、現在は第3者が所有しているということです。 また、金田容疑者らが理事に加わって以降、電気代や水道料金の未払いなどが発生し契約前よりも経営状態が悪化していったということです。警察は、当時の理事らも犯行に関与していた可能性があるとして任意で事情を聞いています。

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