NHKの井上樹彦会長(68)が18日、東京・渋谷の同局で定例の会長・メディア総局長会見を行い、NHK報道局スポーツセンターのチーフ・ディレクターの男(50)が面識のない20代女性に性的暴行をしたとして、不同意性交の疑いで警視庁渋谷署に逮捕されたことについて謝罪した。 会見冒頭、事件に触れ、「本件は誠に遺憾であり、痛恨の極みであります。協会の代表として、被害に遭われた方、ならびに視聴者の皆様に、改めて深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。 そのうえで「現在、警察で捜査を進めていると承知しておりますが、容疑が事実であれば、社会の安心・安全を守るという協会の使命に反し、報道機関として最も大切な信頼を揺るがすものであり、私としても極めて深刻に受け止めております。この後の警察の捜査には全面的に協力してまいります。協会としても独自に聞き取りなどを行い、調査を進めているところでありますが、事実関係を早急に確認した上で、厳正に対処を行いたいと考えております」とした。 逮捕容疑は1月4日午後、東京都渋谷区の路上を歩いていた女性に声をかけてビルに連れ込み、「俺危ない物持ってるから」などと脅し、わいせつな行為をした疑い。逮捕された男は「強制して無理やりさせたということはない」と容疑を否認している。 NHKは6日午後、記者会見を開き、安保華子理事が「被害に遭われた方、視聴者の皆さまに深くおわび申し上げる。事実関係を早急に確認し、厳正に対処する」と謝罪。男は2000年に入局し、主にスポーツ番組の制作に携わっていたと説明した。事件当日は、出勤前に女性を襲った可能性があるという。逮捕前も、特に変わった様子は見られなかったとした。