NHK井上樹彦会長が18日、都内の同局で定例会見に出席した。 3月6日に報道局スポーツセンターに勤務していた中元健介チーフディレクター(50)が、東京・渋谷区内で女性にわいせつな行為をしたとして不同意性交などの疑いで、警視庁に逮捕された件について、井上会長は先日の幹部らでの会議時に「人権を大事に考え、公私にわたって法令順守し、高い倫理観に基づく行動を行うことを全社員に徹底させるよう強く求めました」と明かした。局が掲げる倫理憲章についても「順守徹底をはかっていきたい」と語った。 同局によると、同容疑者は今年1月4日、「渋谷区内で、通行中の女性にわいせつな行為をしたとして不同意性交等の疑いで、昨日(5日)に逮捕されました」とした。警視庁渋谷署によると、逮捕容疑は1月4日、東京都渋谷区の路上を歩いていた女性に声をかけてビルに連れ込み、「俺危ない物持ってるから」などと脅し、わいせつな行為をした疑い。女性は直後に現場付近の交番に駆け込んだ。中元容疑者は自転車で去ったというが、防犯カメラの捜査などで浮上した。容疑者と似た人物に被害に遭ったと署に申告している別の女性もおり、関連を調べる。中元容疑者は「強制して無理やりさせたということはない」と否認している。 NHKは逮捕時に開いた会見時は中元容疑者が過去に問題などを起こしたことはないとしていた。原聖樹メディア副総局長はこの日の会見であらためて「問題行動等はなかった」とし、局員への研修などの実施や、各部署ごとでの意識徹底などを強化することも明かした。